Japanese
English
特集 消化管EMRの現状と問題点
5.結腸病変のEMR
消化器外科医から見た適応とピットフォール
Indication of endoscopic mucosal resection (EMR) for colonic neoplasms
工藤 進英
1
,
田村 知之
1
,
山野 泰穂
1
,
為我井 芳郎
1
,
今井 靖
1
,
木暮 悦子
1
Shinei KUDO
1
1秋田赤十字病院胃腸センター
キーワード:
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
,
pit pattern診断
,
over polypectomy
Keyword:
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
,
pit pattern診断
,
over polypectomy
pp.1305-1310
発行日 1999年10月20日
Published Date 1999/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903742
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大腸腫瘍の内視鏡診断は近年飛躍的に進歩した.すなわちIIcを中心とした陥凹型早期癌やLSTの認識,組織診断に迫る精密なpit pattern診断の確立などである.今日の内視鏡医は陥凹型早期癌に代表される早急な治療を必要とする病変を的確に認識し,即座にEMRの適応を判断し,治療方針を決定・遂行できなければならない.一方で発見したポリープを組織診断をかねてすべてpolypectomyするという非効率的な治療体系(over polypectomy)から脱却することも求められているのである.これらは拡大電子内視鏡によるpit pattern診断をルーチンに行うことにより可能となる.
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