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特集 在宅栄養療法の標準管理
在宅静脈栄養法に用いられるカテーテルの挿入と維持
Canulation and maintenance of catheter for home parenteral nutrition
西 正晴
1
,
田代 征記
1
Masaharu NISHI
1
1徳島大学医学部第1外科
キーワード:
在宅静脈栄養
,
中心静脈カテーテル
,
鎖骨下静脈穿刺
Keyword:
在宅静脈栄養
,
中心静脈カテーテル
,
鎖骨下静脈穿刺
pp.1169-1173
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903716
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在宅静脈栄養のカテーテルの留置には鎖骨下静脈穿刺法や外頸静脈切開法などが多く用いられる.静脈穿刺に際しては局所解剖を十分に理解した上で,習熟した手技により,起こりうる合併症を避ける適切なカテーテルの挿入が要求される.Broviac®/Hickman®カテーテルで長期間使用を確保するためには,長い皮下トンネルの作製とカフの確実な皮下埋没が重要である.ポートの埋没にあたっては十分な大きさのポケットを作製し,皮切がポートにかからないようにして逸脱を防ぐなどの工夫が必要である.カテーテルトラブルに対しては,患者・家族に詳細な説明を行い,発生時には可及的早急に受診してもらい処置を行う.
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