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特集 在宅栄養療法の標準管理
在宅静脈栄養法のメリット・デメリット
Merit and demerit of home parenteral nutrition
高木 洋治
1
,
岡田 正
2
Yoji TAKAGI
1
1大阪大学医学部保健学科
2大阪大学医学部小児外科
キーワード:
在宅静脈栄養
,
家庭復帰
,
社会復帰
,
医療経済
Keyword:
在宅静脈栄養
,
家庭復帰
,
社会復帰
,
医療経済
pp.1161-1168
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903715
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HPN(home parenteral nutrition)のメリットとして患者の家庭復帰,社会復帰が可能になることによるQOLの向上と医療費の削減が挙げられる.しかしわが国のHPN施行は年間700例程度と必ずしも多くない.HPNを行うには入院中治療には必要でなかった患者・家族への施行方法や管理方法の教育・指導や薬剤・器材の供給などが必要である.しかしこれらに対する評価(診療報酬)がほとんど認められておらず,無菌調剤やポンプなどの保険点数も十分ではない.また患者・家族側では自己管理の作業的,経済的,精神的負担があり,その他,緊急時の不安,遠隔地移動や旅行の制限などがデメリットとして挙げられる.
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