Japanese
English
臨床研究
超音波ガイド下埋設型鎖骨下刺入中心静脈ポート造設の検討
Subclavian access-port implantation using ultrasound guidance
青柳 智義
1,3
,
徳嶺 譲芳
2
,
大網 毅彦
1
,
松村 洋輔
1
,
山本 義一
1
,
松原 久裕
3
Tomoyoshi AOYAGI
1,3
1医療法人社団誠馨会千葉メディカルセンター外科
2医療法人社団誠馨会千葉メディカルセンター麻酔科
3千葉大学大学院医学研究院先端応用外科
キーワード:
鎖骨下静脈穿刺
,
中心静脈栄養
,
ポート留置
,
超音波ガイド
Keyword:
鎖骨下静脈穿刺
,
中心静脈栄養
,
ポート留置
,
超音波ガイド
pp.925-928
発行日 2012年7月20日
Published Date 2012/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104154
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要旨
【目的】安全な中心静脈穿刺のため超音波の使用が推奨されている.化学療法の埋設型鎖骨下刺入中心静脈ポート留置における超音波ガイド下穿刺の有用性・安全性をランドマーク法と比較検討した.【方法】当院で施行した埋設型鎖骨下刺入中心静脈ポート造設の64症例を超音波ガイド法43例とランドマーク法21例に分け,成功率と穿刺時機械的合併症の有無について後ろ向きに検討した.【結果】留置成功率は,超音波ガイド法100%,ランドマーク法86%であった.超音波ガイド法では合併症は生じなかった.一方,ランドマーク法は2例で動脈誤穿刺を起こした.【結論】超音波ガイドによる埋設型鎖骨下刺入中心静脈ポートは従来のランドマーク法以上に有用な可能性がある.
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