Japanese
English
臨床報告・1
閉塞性黄疸を合併した慢性膵炎に対する磁石による胆管十二指腸吻合の1例
A case report of compression anastomosis by rare earth magnets in obstructive jaundice due to chronic pancreatitis
小森山 広幸
1
,
岡田 孝弘
1
,
田中 一郎
1
,
萩原 優
1
,
山内 栄五郎
2
,
山本 高秀
3
Hiroyuki KOMORIYAMA
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
3湘南第一病院内科
キーワード:
閉塞性黄疸
,
希土類磁石
,
圧挫吻合
Keyword:
閉塞性黄疸
,
希土類磁石
,
圧挫吻合
pp.285-288
発行日 1999年2月20日
Published Date 1999/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903541
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はじめに
閉塞性黄疸をきたした慢性膵炎症例に対して,総胆管と十二指腸の間で希土類磁石を用いての磁着による圧挫吻合を行った.約1週間で吻合が形成され,黄疸は消失した.その後の胆道内視鏡による生検では吻合部に粘膜の進展が認められた.磁石による吻合1)は新たな減黄法として,今後に発展の可能性が持てる方法と考えられたので報告する.
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