Japanese
English
特集 IVRの現状と問題点
磁石圧迫吻合術による消化管吻合
Magnetic compression anastomosis with rare-earth magnets for entero-entero anastomosis
萩原 優
1
,
山内 栄五郎
2
,
田中 一郎
1
,
小森山 広幸
1
Masaru HAGIWARA
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
キーワード:
永久磁石
,
磁石圧迫吻合術
,
山内法
,
消化管吻合
Keyword:
永久磁石
,
磁石圧迫吻合術
,
山内法
,
消化管吻合
pp.1617-1623
発行日 2001年12月20日
Published Date 2001/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904722
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
サマリウム—コバルト系希土類永久磁石を2個利用し,腸管同士を吻合する方法を報告した.
原理は2個の磁石を密着させることにより挟んだ組織を圧迫・壊死させ,その周囲が癒着して新たな吻合口を形成する方法である.
適応疾患は癌性腹膜炎などによるイレウスに対して狭窄口側の小腸と大腸とを磁石を用いて吻合させる方法と狭窄部の解除を目的として吻合部の上下に磁石を留置して,挟んだ組織を圧迫・壊死させ吻合口を作製する方法である.この方法は開腹を要しない新しい消化管吻合術として注目される.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.