Japanese
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手術手技
腹腔側からみた鼠径・大腿ヘルニア手術の理解—特に解剖の簡略化について
Comprehension of the inguinal and femoral hernia from the peritoneal cavity:Especially about simplification of the anatomy
三毛 牧夫
1
,
木村 圭介
1
,
清澤 美乃
1
Makio MIKE
1
1公立角館総合病院外科
キーワード:
鼠径・大腿ヘルニア
,
腹腔鏡
,
解剖
Keyword:
鼠径・大腿ヘルニア
,
腹腔鏡
,
解剖
pp.489-493
発行日 1998年4月20日
Published Date 1998/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903161
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はじめに
現在,ほとんどの手術手技が膜構造を基本とした外科解剖で解明されつつある.鼠径・大腿ヘルニアを考える場合も,この「膜からみた解剖」で考えることができる.
しかし,腹腔鏡下ヘルニア修復術の導入に伴い,通常,ヘルニア手術とは全く異なる視野の理解が必要となった.そこで,この2つの視野を統合するため,腹腔側よりみた鼠径・大腿部の解剖をできるだけ簡素化し,膜構造を用いない「骨組み」構造としてとらえることを考案した.この「骨組み」構造により従来のヘルニア修復術を表すとともに,新しいメッシュを用いたヘルニア修復術についても述べる.
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