Japanese
English
臨床報告・1
経仙骨的に切除した径10cmの前仙骨部神経鞘腫の1例
A case of presacral neurinoma 10 cm in diameter resected using a sacral approach
鈴鹿 伊智雄
1
,
塩田 邦彦
1
,
西原 正純
1
,
中川 準平
1
,
間野 正平
2
,
清水 信義
3
Ichio SUZUKA
1
1香川県立中央病院外科
2香川県立中央病院病理
3岡山大学医学部第2外科
キーワード:
神経鞘腫
,
前仙骨部腫瘍
Keyword:
神経鞘腫
,
前仙骨部腫瘍
pp.241-244
発行日 1998年2月20日
Published Date 1998/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903116
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はじめに
神経鞘腫は末梢神経由来の良性腫瘍で,顔面,頸部に好発し1),前仙骨部に発生することは稀である.一方,前仙骨部腫瘍の頻度は入院患者約4万人に1人と言われており,その中では類表皮嚢胞,脊索腫などが多い2).
今回,筆者らは排便困難にて発症し,経仙骨的手術にて治癒しえた前仙骨部神経鞘腫の1例を経験したので報告する.
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