Japanese
English
臨床報告・1
大腿薄筋弁とフィブリン糊充填が奏効したMiles手術後難治性骨盤死腔膿瘍の1例
A case of intractable pelvic abscess following abdominoperineal resection successfully treated with a gracilis muscle flap and fibrin glue
鈴鹿 伊智雄
1
,
井上 普文
2
,
塩田 邦彦
1
,
西原 正純
1
,
中川 準平
1
,
清水 信義
3
Ichio SUZUKA
1
1香川県立中央病院外科
2三宅医学研究所附属三宅病院形成外科
3岡山大学医学部第2外科
キーワード:
骨盤死腔膿瘍
,
術後合併症
,
外科的皮弁
,
フィブリン糊
,
放射線障害
Keyword:
骨盤死腔膿瘍
,
術後合併症
,
外科的皮弁
,
フィブリン糊
,
放射線障害
pp.127-130
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903094
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はじめに
骨盤死腔膿瘍はMiles手術や骨盤内臓全摘術の合併症の一つであるが,周術期に放射線照射を施行した場合,組織修復力が傷害され感染も併発しやすくなるため,しばしば難治性となる1).かかる症例に対し,大腿薄筋弁充填術とフィブリン糊注入を併用し治癒せしめたので報告する.
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