Japanese
English
臨床報告・1
内視鏡下に摘出しえた胃内テーブルスプーンの1例
A case of endoscopically removed table spoon which was remained in the stomach
清水 輝久
1
,
出口 雅浩
2
,
松本 佳博
2
,
佐藤 哲也
2
,
大曲 武征
2
Teruhisa SIMIZU
1
1日本赤十字社長崎原爆病院外科
2聖フランシスコ病院外科
キーワード:
スプーン
,
内視鏡下摘出
,
上部消化管異物
Keyword:
スプーン
,
内視鏡下摘出
,
上部消化管異物
pp.245-247
発行日 1998年2月20日
Published Date 1998/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903117
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はじめに
近年の内視鏡技術の進歩により,上部消化管異物はほとんど保存的に内視鏡下に摘出可能となった.しかし,異物の種類や摘出時期によっては摘出不可能なものや消化管穿孔,出血,イレウス,膿瘍形成など異物によって引き起こされた合併症のため,開腹手術を要する場合がある.今回筆者らは無理やり嚥下して胃内に停滞したテーブルスプーンを開腹手術することなく,内視鏡下に透視併用にて摘出しえた症例を経験したので,若干の考察を加え報告する.
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