病院めぐり
大分県立病院外科
上尾 裕昭
pp.1579
発行日 1997年12月20日
Published Date 1997/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903057
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大分県立病院は開設以来120年の伝統を有しており,診療科22科,ベッド数630床,医師100名を擁する県下の中核基幹病院としての役割を担っています.
私たち外科では,消化器と乳腺の疾患を対象として,悪性疾患やリスクの高い患者さんを優先的に手術しています.75床のベッドをフル回転していますが,手術症例は年々増加しており,昨年度は総数626例,全麻症例は月平均41.1例,主な癌切除例は乳癌111例,胃癌86例,大腸癌80例,膵癌5例,食道癌5例,肝癌5例となっています.8名の外科メンバー(スタッフ6名,レジデント1名,研修医1名)は,九州大学第2外科(杉町圭蔵教授),九州大学生医研外科(秋吉毅教授,森正樹助教授),大分医大第1外科(北野正剛教授)の出身で,診療面では“より大きく”(拡大手術),“より小さく”(縮小手術),“より細やかに”(メンタル・ケアー)を合言葉に,患者さんが心身ともに元気で家庭復帰できるように取り組んでいます.
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