特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
113.棘・釣り針・その他の異物迷入
酒井 昌博
1
Masahiro SAKAI
1
1酒井病院外科
pp.297-299
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902990
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疾患の概念
皮下異物迷入は簡単に摘出できることが多いが,深部の場合や他の臓器との位置関係で摘出に難渋することがある.症例によっては処置を行っても摘出できない場合もありうる.平易な処置として治療にあたるべきではない1).特殊な例として,腱鞘内に迷入した棘による腱鞘炎の例2),長期に異物(鋼線)が残存した異物肉芽腫の報告3)などがある.
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