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特集 食道癌診療のトピックス
食道癌に対する胸腔鏡下胸部食道切除・縦隔リンパ節郭清
Thoracoscopic esophagectomy with mediastinal lymphadenectomy for esophageal cancer
樋口 則男
1
,
金田 巌
1
,
赤石 隆
2
Norio HIGUCHI
1
1石巻赤十字病院外科
2東北大学医学部第2外科
キーワード:
食道癌
,
胸腔鏡
,
縦隔リンパ節郭清
Keyword:
食道癌
,
胸腔鏡
,
縦隔リンパ節郭清
pp.1285-1291
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902860
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はじめに
食道癌の手術的治療において,胸腔鏡下手術は一般にminimally invasive surgeryという表現のもと縮小手術ととらえられがちで,その適応はリンパ節転移のない早期食道癌か,poor riskの症例にやむなく行われるものと考えられることが多い1,2).しかし筆者らは,術野の展開が十分に行われれば,胸腔鏡下の手術も通常の右開胸の手術と遜色のない縦隔郭清が可能と考え,積極的に進行食道癌に対しても胸腔鏡下胸部食道切除・縦隔リンパ節郭清を行ってきた.ここでは,筆者らの行ってきた食道癌に対する胸腔鏡下手術について述べる.
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