Japanese
English
臨床報告・1
後腹膜腔異物(鍼灸針)の1例
A case of acupunctured needle in the retroperitoneal space
高橋 毅
1
,
木村 泰三
1
,
吉田 雅行
1
,
小林 利彦
1
,
渡辺 浩
1
,
原田 幸雄
1
Tsuyoshi TAKAHASHI
1
1浜松医科大学第1外科
キーワード:
異物
,
鍼灸針
,
後腹膜腔
Keyword:
異物
,
鍼灸針
,
後腹膜腔
pp.1079-1083
発行日 1997年8月20日
Published Date 1997/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902824
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
神経痛などの軽減を目的とした針治療は現在も広く普及しているが,時に当初の意図に反した神経障害など種々の合併症を引き起こすことがある1〜10,12〜16.
今回,筆者らはS状結腸癌の精査時に鍼灸針が後腹膜腔異物として偶然に発見され,疾患の手術と同時に異物摘出術を行った1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.