Japanese
English
臨床研究
同時性肝転移を伴った胃癌手術例の検討
Operative cases of gastric carcinoma with synchronous liver metastasis
北川 雄一
1
,
山口 晃弘
1
,
磯谷 正敏
1
,
堀 明洋
1
,
金 祐鎬
1
Yuichi KITAGAWA
1
1大垣市民病院外科
キーワード:
胃癌同時性肝転移
,
肝切除
,
動注リザーバー
,
胃癌肝転移の予後
Keyword:
胃癌同時性肝転移
,
肝切除
,
動注リザーバー
,
胃癌肝転移の予後
pp.1075-1078
発行日 1997年8月20日
Published Date 1997/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902823
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はじめに
同時性肝転移を伴った胃癌症例では,その肝転移のために予後が不良と考えて,転移巣のみならず原発巣の治療も消極的となることがある.その反面,予想以上に良好な生命予後を得る症例を経験することもある.肝転移を有する胃癌症例では,原発巣を切除し肝転移巣に対しては動注を含めた積極的な化学療法を行うのが一般的と考えられるが,切除可能な症例には肝切除を勧める報告もある.そこで,これまでに経験した同時性肝転移を伴った胃癌症例につきretrospectiveに調査し,特にその治療方針について検討した.
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