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特集 切徐可能なStage Ⅳ胃癌に対する外科治療
手術の適応と成績:肝転移例
胃癌同時性肝転移の手術適応と治療成績
Long-term outcome of hepatic resection for gastric cancer synchronous liver metastases
竹村 信行
1
,
齋浦 明夫
1
,
古賀 倫太郎
1
,
佐野 武
1
,
山口 俊晴
1
Nobuyuki TAKEMURA
1
1がん研有明病院消化器センター外科
pp.1416-1421
発行日 2013年12月20日
Published Date 2013/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104866
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【ポイント】
◆Stage Ⅳ胃癌である胃癌同時性肝転移に対し,切除を推奨するガイドラインはない.
◆胃癌肝転移(同時性,異時性とも含む)切除後の5年生存率は11~42%と報告されている.
◆当施設の胃癌同時性肝転移に対する手術適応を原発巣根治切除可能かつ転移個数原則3個以内とし,慎重に適応を選んだ結果,胃癌同時性肝転移症例の切除後の5年生存率は34%であった.
◆胃癌肝転移切除後の肝再発に対する再肝切除が予後を延長する可能性がある.
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