Japanese
English
臨床報告・1
バセドウ病を合併した重症筋無力症の1例
A case of myasthenia gravis with Graves' disease
森山 萩文
1
,
古川 研一郎
1
,
山下 弘幸
1
,
黒木 祥司
1
,
鳥巣 要道
1
,
田中 雅夫
1
Hagihumi MORIYAMA
1
1九州大学医学部第1外科
キーワード:
バセドウ病
,
重症筋無力症
,
甲状腺亜全摘術
,
胸腺摘出術
Keyword:
バセドウ病
,
重症筋無力症
,
甲状腺亜全摘術
,
胸腺摘出術
pp.529-532
発行日 1997年4月20日
Published Date 1997/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902707
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はじめに
重症筋無力症は様々な自己免疫疾患を合併することが知られており,なかでもバセドウ病の合併が多いとされている.両疾患を合併した症例の外科治療の際には,通常,甲状腺亜全摘術を施行した後,2期的に胸腺摘出術を行うことが多いが,今回,筆者らは同時手術を行い,特に合併症なく良好な経過をたどったので,その治療を中心に若干の文献的考察を加えて報告する.
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