Japanese
English
特集 ドレッシング—創傷管理の新たな展開
難治性皮膚創傷に対するドレッシング
Dressings for chronic wounds
中村 義徳
1
,
浅生 義人
1
,
木原 直貴
1
,
永濱 隆
1
,
長谷川 傑
1
,
山城 大泰
1
,
藤川 貴久
1
,
加藤 恭郎
1
,
武田 博士
1
,
上田 裕一
2
Yoshinori NAKAMURA
1
1天理よろづ相談所病院腹部一般外科
2天理よろづ相談所病院心臓血管外科
キーワード:
創傷治癒
,
湿潤環境
,
閉塞性ドレッシング
Keyword:
創傷治癒
,
湿潤環境
,
閉塞性ドレッシング
pp.325-332
発行日 1997年3月20日
Published Date 1997/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902665
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
細胞生物学の進歩に伴う“乾かして治す”乾燥環境下創傷治癒理論(dry wound healing)から“湿らせて痂皮をつくらず治す”湿潤環境下創傷治癒理論(moist wound healing)への変遷と,医療工学の進歩による新しいドレッシング材の登場は,創傷管理に新しい時代を開いた.従来から難治性皮膚創傷として知られている,褥瘡,下腿潰瘍,糖尿病性壊疽なども,適切な治療計画に基づく段階的な創傷管理を行うことにより,良好な治療成績を上げることが可能となってきた.創傷管理におけるドレッシングの果たす役割はきわめて大きい.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.