Japanese
English
臨床報告・1
CarboplatinとOK−432の心嚢内投与による致死的収縮性心膜炎の1例
A case of fetal constrictive pericarditis due to intrapericardial administration of carboplatin and OK-432
三井 敬盛
1
,
佐々木 信義
1
,
丹羽 篤朗
1
,
柴田 和男
1
,
大和 俊信
1
Takamori MITSUI
1
1豊川市民病院外科
キーワード:
癌性心膜炎
,
carboplatin
,
OK-432
Keyword:
癌性心膜炎
,
carboplatin
,
OK-432
pp.1625-1628
発行日 1996年12月20日
Published Date 1996/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902602
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
最近我々は,胃癌転移による癌性心膜炎のため心タンポナーデをきたした症例を経験した.心嚢水のコントロールを目的に,心嚢持続ドレナージ下にcarboplatinとOK−432の心嚢内投与を行ったが,収縮性心膜炎の状態となり患者は投与後早期に死亡した.収縮性心膜炎が心嚢内への薬剤投与に起因すると考えられたため,若干の考察を加え報告する.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.