Japanese
English
臨床報告・1
乳房切除後,特異な経過をとった乳房原発悪性リンパ腫の1例
A case of malignant lymphoma of the breast having rarely clinical course after mastectomy
長田 啓嗣
1
,
岡島 邦雄
1
,
梁 壽男
1
,
岩本 伸二
1
,
権 五規
1
,
山本 隆一
2
Keiji OSADA
1
1大阪医科大学一般消化器外科
2大阪医科大学中検病理
キーワード:
乳房原発悪性リンパ腫
,
VEPA療法
,
CHOP療法
Keyword:
乳房原発悪性リンパ腫
,
VEPA療法
,
CHOP療法
pp.1343-1345
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902432
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はじめに
乳房原発悪性リンパ腫は稀な疾患で,予後については乳癌と比べ不良であると報告されている1,2).今回,マンモグラフィー,超音波,穿刺吸引細胞診でも確定診断がつかず,拡大乳房切除術を施行した後に悪性リンパ腫と診断し,術後3か月目に手術側同側腋窩リンパ節に再発し,初治療後1か月で癌性腹膜炎,癌性髄膜炎にて死亡した1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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