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特集 胃癌治療のup-to-date—機能温存手術と縮小手術
縮小手術
縮小手術の適応,方法,成績
Indication, method and result of distal gastrectomy with D1 lymph nodes dissection
久保田 哲朗
1
,
大谷 吉秀
1
,
大上 正裕
1
,
熊井 浩一郎
1
,
北島 政樹
1
Tetsuro KUBOTA
1
1慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
縮小手術
,
QOL
,
m癌
Keyword:
縮小手術
,
QOL
,
m癌
pp.1287-1290
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902419
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胃癌縮小手術(D1+#7)の適応は,リンパ節転移が少なく,転移が存在しても一次リンパ節にとどまっているm癌に限られる.教室においては1977年以降の縮小手術はD1+#7リンパ節郭清とし,大網・小網はN1リンパ節を含む胃近傍にとどめ網嚢は温存した.1964年から1976年に標準D2手術を施行した早期胃癌173症例の5年生存率は累積86%,相対95%であったが,縮小手術導入後の5年生存率は累積96%,相対100%であり,縮小手術の術後成績は従来のD2郭清と基本的に同一であった.縮小手術は標準手術に比し良好な術後QOLを獲得する可能性がある.
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