Japanese
English
臨床報告・1
右水腎症を伴った回盲部放線菌症の1例
A case of ileocecal actinomycosis in association with right hydronephrosis
丸田 福門
1
,
市川 英幸
1
,
窪田 達也
1
,
宮川 雄輔
1
,
土屋 克己
1
,
川口 研二
2
Fukuto MARUTA
1
1厚生連篠ノ井総合病院外科
2厚生連篠ノ井総合病院病理科
キーワード:
回盲部放線菌症
,
水腎症
Keyword:
回盲部放線菌症
,
水腎症
pp.1055-1058
発行日 1996年8月20日
Published Date 1996/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902379
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はじめに
放線菌症は主としてActinomyces israeliiによって引き起こされる慢性化膿性疾患であるが,抗生物質の普及により近年では稀な疾患となっている.腹部放線菌症は放線菌症の約20%を占め,回盲部や横行結腸に好発し1),大腸癌や悪性リンパ腫などとの鑑別が問題となる.今回,われわれは右水腎症を伴い術前悪性リンパ腫を疑った回盲部放線菌症の1例を経験したので報告する.
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