Japanese
English
臨床報告・1
胃癌術後孤立性大腸転移の1切除例
A case report of isolated metastasis of the transverse colon after total gastrectomy for gastric carcinoma
楠山 明
1,2
,
梨本 篤
1
,
西村 真
1,2
,
田中 乙雄
1
,
佐々木 壽英
1
Akira KUSUYAMA
1,2
1新潟県立がんセンター外科
2東京慈恵会医科大学第三病院外科
キーワード:
胃癌
,
孤立性大腸転移
,
汎発性腹膜炎
Keyword:
胃癌
,
孤立性大腸転移
,
汎発性腹膜炎
pp.1051-1054
発行日 1996年8月20日
Published Date 1996/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902378
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はじめに
胃癌の再発として孤立性に大腸に転移することは少なく,なかでも切除可能であった症例は稀である.今回われわれは,術後5年間の外来経過観察にて身体所見,血液検査(腫瘍マーカーを含む),腹部超音波検査,腹部CT検査にて再発徴候がなく,胃癌術後7年目に孤立性大腸転移によるイレウスおよび急性虫垂炎穿孔性腹膜炎をきたした1例を経験したので報告する.なお,本文中の略語は胃癌取扱い規約1)および大腸癌取扱い規約2)によった.
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