Japanese
English
臨床研究
肋間神経ブロックを用いた開胸手術の術後疼痛管理
Intercostal nerve block after thoracotomy
栗田 信浩
1
,
西井 博
1
,
小笠原 邦夫
1
,
近藤 肇彦
1
,
青木 克哲
1
,
鷹村 和人
1
Nobuhiro KURITA
1
1高松市民病院外科
キーワード:
疼痛管理
,
開胸手術
,
肋間神経ブロック
Keyword:
疼痛管理
,
開胸手術
,
肋間神経ブロック
pp.361-364
発行日 1996年3月20日
Published Date 1996/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902244
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はじめに
開胸手術後の疼痛は,躯幹筋や肋間筋の切離に加え,開胸器を用いた操作などが原因となる.ときには肋骨骨折や脱臼を伴うため,他の部位の手術に比べ強い傾向がある.このため術後の肺機能に与える影響は大きく,肺合併症の予防のために,適切な柊痛管理が重要である.
われわれは,Sabanathanら1)の方法を参考に局所麻酔剤を用いて肋間神経ブロックを行うことにより,術後の疼痛緩和のための鎮痛剤の全身投与を減少させ,良好な結果を得たので報告する.
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