Japanese
English
境界領域
胸骨骨髄炎に対して鏡視下腹直筋弁充填術を施行した1例
A case of the strenal osteomyelitis reconstructed by the endoscope-assisted pedicle rectus abdominis muscle flap transfer
澤泉 雅之
1
,
丸山 優
1
,
林 明照
1
,
吉武 道朗
1
,
吉原 克則
2
,
小山 信弥
1
Masayuki SAWAIZUMI
1
1東邦大学医学部形成外科
2東邦大学医学部胸部心臓血管外科
キーワード:
鏡視下手術
,
胸骨骨髄炎
,
胸壁欠損
,
腹直筋弁
,
鏡視下筋弁採取
Keyword:
鏡視下手術
,
胸骨骨髄炎
,
胸壁欠損
,
腹直筋弁
,
鏡視下筋弁採取
pp.365-368
発行日 1996年3月20日
Published Date 1996/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902245
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はじめに
開胸術後の胸骨骨髄炎は比較的稀な合併症であるが,一度併発すると保存的療法に抵抗し,とくに死腔を有する場合には治療に難渋することも少なくない.このような症例に対し,豊富な血行をもつ大網や筋・筋皮弁による充填術が有用とされている1-4).最近われわれは,鏡視下に腹直筋弁を挙上した充填術を行い,有瘻性の胸骨骨髄炎を治癒せしめるとともに,美容的にも満足のいく1例を経験したので報告する.
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