特集 術後1週間の患者管理
Ⅲ.注意すべき状態の患者管理
抗血液凝固剤使用患者
円城寺 昭人
1
,
堤 竜二
1
,
高山 和之
1
,
兼松 隆之
1
1長崎大学医学部第2外科
pp.344-345
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902086
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抗血液凝固剤は,心弁置換術,動脈バイパス術などの心臓血管外科手術後の患者や脳または冠動脈血栓症患者,血液透析のシャント患者などで使用されていることが多い.弁置換術後の患者においては術後に胆石発生が多いという報告1)もあり,このように長期に抗凝固剤を使用している患者においても一般外科手術を受ける機会が増えてきたと思われる2).
ここでは,一般的な全身麻酔下での手術に対するその術前評価と管理について述べる.
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