Japanese
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特集 出血させない消化器癌手術
出血させない結腸,直腸癌手術(2)
Techniques of colorectal cancer surgery
澤田 俊夫
1
,
木村 浩
1
,
新木 正隆
1
,
洲之内 広紀
2
,
渡辺 聡明
2
,
武藤 徹一郎
2
Toshio SAWADA
1
1群馬県立循環器病センター外科
2東京大学医学部第1外科
キーワード:
直腸癌
,
結腸癌
,
郭清
,
内腸骨血管
,
止血
Keyword:
直腸癌
,
結腸癌
,
郭清
,
内腸骨血管
,
止血
pp.1177-1180
発行日 1995年9月20日
Published Date 1995/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901968
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結腸・直腸癌の手術手技上,出血させないことは的確な剥離層の同定と正確なリンパ節郭清を行う上できわめて重要といえる.過去には手術時間の短縮を目的として多少の出血には目をつぶって郭清を施行した時代もある.しかし小血管に対する電気焼灼あるいは結紮・止血を丁寧に行えば出血することはなく,術野が赤く変色して剥離層や自律神経の同定が難しくなることもない.外科手術手技の基本である結紮・切離を丹念に繰り返すことが出血させない手術手技の基本である.また外科解剖学を熟知して,個々の血管の走行を確認しつつ,不用意な出血を未然に防ぐことも肝要である.ここではS状結腸癌,直腸癌の郭清におけるコツと留意点について解説した.
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