Japanese
English
特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から
ストーマの合併症
Complications of intestinal stoma
磯本 浩晴
1
,
荒木 靖三
1
,
白水 和雄
2
,
赤木 由人
2
,
掛川 暉夫
2
Hiroharu ISOMOTO
1
1久留米大学附属医療センター外科
2久留米大学医学部第1外科
キーワード:
外科的合併症
,
管理的合併症
,
ストーマの合併症
Keyword:
外科的合併症
,
管理的合併症
,
ストーマの合併症
pp.1415-1420
発行日 1994年11月20日
Published Date 1994/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901710
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ストーマの合併症をわれわれが経験した症例から前期(1974〜1984年)と後期(1984〜1992年)に分け比較検討した結果は,有意の差をもって後期が減少していた.その内容からは社会復帰後の合併症が特に減少しており,なかでも皮膚障害が著しく少なくなっていた.
これらのことをふまえて,ストーマ造設術に伴う外科的合併症としては,位置不良,陥凹,脱出,ヘルニア,狭窄などがストーマケアにおいても問題を有する合併症であり,再造設の適応が考慮される,また一方では,ストーマ管理の上からも合併症が明らかにされており,その原因に関して考察した.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.