Japanese
English
特集 Iatrogenic Abdominal Trauma—その予防と対策
下部消化管内視鏡検査によるIatrogenic Trauma
Iatrogenic trauma occurred during lower gastrointestinal endoscopy
磯本 浩晴
1
,
八木 光博
1
,
梶原 賢一郎
1
,
小野 真一
1
,
林田 啓介
1
,
掛川 暉夫
1
Hiroharu ISOMOTO
1
1久留米大学医学部第1外科
pp.1025-1031
発行日 1985年8月20日
Published Date 1985/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209077
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下部消化管検査におけるlatrogenic traumaの要因,予防ならびに対策について自験例をまじえ検討を加えた.偶発症は穿孔,出血が多く,かつ重篤である.直腸鏡においては体位の問題点を述べ,観察用内視鏡では基本的操作と関連する諸々の複合的因子をあげ,ポリペクトミーは術者の熟練度と器種の原理を会得する必要性を示唆した.また,もし偶発症に遭遇した時の態度と行動の重要性を強調した.
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