Japanese
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特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から
ストーマの管理(2)—洗腸による管理
Colostomy irrigation on stoma patients
新井 英樹
1
,
田沢 賢次
1
,
南村 哲司
1
,
勝山 新弥
1
,
竹森 繁
1
,
塚田 邦夫
1
,
藤巻 雅夫
1
Hideki ARAI
1
1富山医科薬科大学第2外科
キーワード:
洗腸
,
自然排便
,
QOL
Keyword:
洗腸
,
自然排便
,
QOL
pp.1409-1413
発行日 1994年11月20日
Published Date 1994/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901709
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人工肛門造設を余儀なく施行された患者(オストメイト)にとって,ストーマの管理は切実な問題であり,ケアの1つの方法として古くから洗腸療法が行われてきた.そして現在までに,日本でも大いに普及してきている.しかし最近では,皮膚保護剤の発達により,自然排便法による管理も増えてきているのが現実である.
ストーマ管理において自然排便法が良いか洗腸法が良いかは,古くて新しい命題であり,それぞれに利点,欠点がある.これまでわれわれは,洗腸療法を積極的に指導してきたが,それを続けていくかどうかの選択は,本人のQOLに応じ,患者自身にまかせるようにしている.
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