特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から
[座談会]ストーマリハビリテーションをどう進めるか
進藤 勝久
1
,
登坂 有子
2
,
大村 裕子
3
,
尾崎 晴美
4
Katsuhisa SHINDO
1
,
Yuko TOSAKA
2
,
Yuko OHMURA
3
,
Harumi OZAKI
4
1近畿大学医学部第1外科
2癌研究会附属病院
3東京オストミーセンター
4東邦薬品ホリスター事業部
pp.1421-1433
発行日 1994年11月20日
Published Date 1994/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901711
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進藤 今日はストーマケアに係わっていらっしゃるベテランの看護婦さんたちにお集まりいただいて,外科医に注文をつけていただき,私も外科医として,言いたいことを言わせていただいて,本当に患者のためになるストーマ医療とは何なのか勉強させていただきたいと思っております.
まず,登坂さんはこの道一筋に研究と実践を積んでこられ,虎の門病院分院の総婦長を経て現在は癌研病院で統括部長をなさっていますので,そういうお立場から,医師に何を求めるかお教えいただけたらと思っております.
大村さんは慈恵医大で外科看護に携わったあと,米国のETスクールに行かれて勉強され,帰国してからはETとして癌研病院で活躍されたあと,東京オストミーセンターで開業ETをなさっています.その辺の経緯を踏まえてお聞かせ下さい.
尾崎さんは,聖マリアンナ医科大学で外科の看護婦をしていて,やはりこの道に関心をもたれ,米国でETの訓練を受けて来られました.日本に帰られてからは,装具を扱っている企業に入られて,ETとして活躍をしていらっしゃいます.どんな動機で看護婦が企業に入ってストーマケアに携わっているのか興味あるところですが,企業からみたアドバイスを下さい
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