Japanese
English
特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
機能的端々吻合法を用いた結腸吻合術
Functional end to end anastomosis for colocolonic anastomosis
綿谷 正弘
1
,
安富 正幸
1
1近畿大学医学部第1外科
キーワード:
結腸吻合
,
器械吻合
,
機能的端端吻合
,
三角吻合
,
輪状吻合
Keyword:
結腸吻合
,
器械吻合
,
機能的端端吻合
,
三角吻合
,
輪状吻合
pp.1273-1278
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901647
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吻合器械の改良と吻合手技の進歩に伴い,熟達した外科医でなくとも結腸吻合が迅速にかつ安全に行えるようになってきた.器械吻合による結腸吻合の基本原則は,用手吻合による場合と同じで,①結腸の十分な授動により吻合部に緊張がかからないようにすること,②吻合腸管の血流を保つこと,が重要である.これらの基本原則を守りながら,吻合器械の構造を熟知するとともに,吻合手技についても精通し吻合操作を行わなければならない.本稿では,機能的端々吻合法とその変法である一期的機能的端端吻合法について述べる.さらに2/3外翻法や全外翻法による三角吻合法と輪状吻合法の要点を述べた.
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