ディベート 炎症性腸疾患の外科治療
切除吻合法(手縫い吻合vs器械吻合) 機能的端々吻合法
根津 理一郎
1
,
廣田 昌紀
,
甲斐 康之
,
三宅 泰裕
,
長谷川 順一
,
安政 啓吾
,
玉川 浩司
,
水島 恒和
,
中島 清一
1西宮市立中央病院
キーワード:
Crohn病
,
再手術
,
再発
,
術後合併症
,
消化器外科
,
吻合術
,
外科的ステープリング
,
治療成績
Keyword:
Anastomosis, Surgical
,
Crohn Disease
,
Postoperative Complications
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Recurrence
,
Reoperation
,
Treatment Outcome
,
Surgical Stapling
pp.274-277
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014113921
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Crohn病の腸管病変に対する外科治療では,術後早期合併症予防のための高い安全性と,長期経過における再発・再手術抑制を視野に入れた術式選択が求められる.これらの点から腸管切除後の再建法として,近年自動縫合器を用いた機能的端々吻合が広く行われ,その有用性が期待されている.本稿では,機能的端々吻合の手技の実際について紹介し,その特徴と治療成績および問題点について概説する.
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