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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
胸腔内食道空腸吻合術—器械吻合の応用
Anastomotic procedure in intrathoracic esophagojejunostomy with P.C.E.E.A.-stapling device
内田 雄三
,
野口 剛
,
平岡 善憲
,
村上 信一
キーワード:
食道空腸吻合術
,
胸腔内吻合
,
器械吻合
Keyword:
食道空腸吻合術
,
胸腔内吻合
,
器械吻合
pp.1241-1247
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901642
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胸腔内食道空腸吻合術の問題点は,①開胸および胸腔内操作に関するもの,②挙上空腸脚と腸間膜茎の作製に関するもの,③吻合手技に関するもの,に大別される.①は完全右側臥位に近い体位にする,片肺換気で左肺を虚脱させる,彎曲分解型自動吻合器を使用する,②は上腸間膜動脈を切離し血管弓を利用した茎を作製する,挙上空腸口側端より約4cmの犠牲空腸部位をつくる,などの工夫が必要であり,③は挙上空腸の腸間膜付着部口側縁より約3cmの部位にトロカーを出す,食道の口径を拡張するには組織を損傷しないようバルーンカテーテルを使用する,吻合時に組織を過度に圧挫しない,食道壁が肥厚しているものは層別に吻合する,ことなどで解決される.
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