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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器を用いた胃全摘後食道空腸吻合術—吻合のポイントとトラブル脱出法
Instrumental esophago-jejunostomy after total gastrectomy
梶山 美明
1
,
鶴丸 昌彦
1
,
宇田川 晴司
1
,
堤 謙二
1
,
木ノ下 義宏
1
,
松田 正道
1
,
渡辺 五朗
1
,
早川 健
1
,
澤田 壽仁
1
,
秋山 洋
1
1虎の門病院消化器外科
キーワード:
EEA
,
肺鉗子による食道の拡張
,
アンビル挿入角度
,
食道裂傷の修復
Keyword:
EEA
,
肺鉗子による食道の拡張
,
アンビル挿入角度
,
食道裂傷の修復
pp.1249-1254
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901643
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EEA自動吻合器は,正しく用いればその簡便性と吻合強度の安定性によって手術時間の短縮に役立ち,肥満例やpoor risk例の胃全摘後食道空腸吻合にきわめて有用である.われわれは,1979年以来,1,000例を越えるEEAによる食道空腸吻合施行例を有しており,この経験に基づいてEEA使用上のコツ,注意点および器械吻合時のトラブル脱出法について述べる.EEA使用にあたり最も重要な点は,器械の挿入,抜去をいかに損傷なく安全に行うかということであるが,同時にEEAの整備,装填が正しく行われているかどうかをチェックするのも,術者の責任であることを忘れてはならない.
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