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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器・縫合器を用いた胃全摘後食道空腸吻合術—Double Stapling法
Roux-en Y reconstruction using stapling techniques after total gastrectomy
青木 照明
1
,
高山 澄夫
1
1東京慈恵会医科大学第2外科
キーワード:
胃全摘術
,
食道空腸吻合
,
器械吻合
,
Roux-en Y法
,
double stapling法
Keyword:
胃全摘術
,
食道空腸吻合
,
器械吻合
,
Roux-en Y法
,
double stapling法
pp.1255-1260
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901644
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EEA,GIAを併用した食道空腸器械吻合における新しい工夫であるdouble stapling法について,その具体的な手技を器械操作のコツ,注意点とともに述べた.食道切離部にPurstring45をセットし,食道切離と断端巾着縫合を同時に行う.PCEEA anvil部を食道断端へ挿入固定する.つぎに,挙上空腸を作製し,挙上空腸断端より約40cm肛門側(Roux-en Y脚吻合部)に小切開を加え,PCEEA本体を挿入する.挙上空腸断端ステープルラインの腸間膜対側にトロカーを出し,anvil部と接合,吻合する.GIAによって処置された縫合線の1/2をEEAで打ち抜く形のdouble stapling法による吻合となる.腸間膜に吻合部がかからず,吻合部の血行が良好に保たれる.
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