Japanese
English
手術手技
乳癌治療における筋皮弁移植の応用
Musculocutaneous flap transplantation for the treatment of breast cancer
山下 弘幸
1
,
黒木 祥司
1
,
古川 研一郎
1
,
千々岩 一男
1
,
川上 克彦
2
1九州大学医学部第1外科
2国立小倉病院外科
キーワード:
筋皮弁
,
胸壁再建
,
乳癌
Keyword:
筋皮弁
,
胸壁再建
,
乳癌
pp.525-527
発行日 1994年4月20日
Published Date 1994/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901534
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はじめに
近年,腫瘍をはじめ放射線皮膚潰瘍の切除後に生じた広範囲の組織欠損の再建に,筋皮弁が積極的に利用されるようになってきた.筋皮弁の血管解剖ならびに血行動態の研究が進み,術式としては確立してきたが,過去の手術による解剖学的制約のある場合には,症例ごとに若干の工夫が必要なことがある.
今回われわれは,乳癌術後の局所再発腫瘍の切除後,筋皮弁移植を応用し組織欠損部の再建を行ったので,術式の選択と手技的な工夫を中心に報告する.
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