Japanese
English
特集 上部消化管の術後運動機能評価と病態
胃切除術後の小腸運動機能評価と病態
Methodology of motility of small bowel and its functional disorders after gastrectomy
佐藤 賢治
1
,
松尾 仁之
1
,
島影 尚弘
1
,
田宮 洋一
1
,
畠山 勝義
1
,
武藤 輝一
2
1新潟大学医学部第1外科
2新潟大学
キーワード:
胃切除小腸運動測定法
,
消化管筋電図
,
胃電図
,
消化管内圧測定
Keyword:
胃切除小腸運動測定法
,
消化管筋電図
,
胃電図
,
消化管内圧測定
pp.205-214
発行日 1994年2月20日
Published Date 1994/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901481
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胃切除後では,つかえ,もたれ,腹痛などの様々な愁訴がみられる.こうした術後愁訴の病態を運動生理学的に解明しようとする研究が進んできている.古くから漿膜筋電図やstrain gage force transducerを用いた実験的検討がなされてきたが,近年のME技術の発達から,腸管内圧測定,scintigram,経皮的胃電図などの臨床応用が急速に進歩している.しかし,病態生理の把握はまだまだ十分とはいえず,各測定法の利点や欠点,さらには限界も存在する.今後も適切な手段を選択したうえで症例を蓄積し,正確な病態の把握,ひいては愁訴の改善を図る必要がある.
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