Japanese
English
特集 消化器外科における機能検査
胃電図
Electorogastrography
佐治 重豊
1
,
平岡 敬正
1
,
石川 亨
1
Shigetoyo SAJI
1
1岐阜大学医学部第2外科
キーワード:
胃電図
,
消化管運動機能
,
測定法
,
波形判読法
,
胃切除後機能評価法
Keyword:
胃電図
,
消化管運動機能
,
測定法
,
波形判読法
,
胃切除後機能評価法
pp.431-435
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904817
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胃の蠕動運動に伴う電気活動記録(electrogastrography:EGG)は体上部1/3の大彎側付近のペースメーカー(PM)から1分間に約3回の周期(cpm)で発生し,幽門側へ伝播される電気活動である.通常,体上部のPMから発信されるelectric control activityと,それにより収縮する平滑筋のelectric response activityを計測したものと考えられている.経皮的記録は皮膚電極を剣状突起と臍を3等分した上1/3の高さで,正中線から4〜5cm外側の左右2点の腹壁上に不感電極を尾側の任意の1点に装着して測定する.本稿では実際の測定法と波形の解析法,および周波数帯別度数の出現頻度(健常者では2.4〜4.0cpmにピークを示す)などを紹介し,EGG検索の臨床的意義と将来展望につき概説する.
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