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特集 上部消化管の術後運動機能評価と病態
胃切除術後の食道運動機能評価と病態
Evaluation and pathophysiology of esophageal motility following gastrectomy
中村 正徳
1
,
河野 辰幸
1
,
遠藤 光夫
1
1東京医科歯科大学第1外科
キーワード:
胃切除術
,
食道運動機能
,
逆流性食道炎
Keyword:
胃切除術
,
食道運動機能
,
逆流性食道炎
pp.175-180
発行日 1994年2月20日
Published Date 1994/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901478
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胃の切除術後に,食道逆流や逆流性食道炎が発生する場合がある.その発生には,逆流防止機構としての下部食道括約部の機能,食道のクリアランス,攻撃因子としての食道粘膜障害性消化液の質と量,食道粘膜固有の組織抵抗性など,多くの因子が関与するものと考えられる.特に下部食道昇圧帯の機能低下と胆汁や膵液の逆流(アルカリ逆流)は重要であり,これらの病態や発生機序を理解することにより,的確な予防的処置や治療が可能となる.
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