一般外科医のための医療材料カタログ・5
経皮的胆道ドレナージおよび内瘻化カテーテル
丸山 尚嗣
1
,
尾崎 正彦
1
1横浜労災病院外科
pp.1049-1051
発行日 1993年8月20日
Published Date 1993/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901225
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はじめに
超音波ガイド下胆管穿刺法の導入により,閉塞性黄疸に対する経皮的胆道ドレナージ(以下,PTCD)は以前に比べ容易かつ安全なものとなった.現在わが国では,術前に減黄してから手術を行うことが一般的であり,欧米でもその有用性が評価されつつある1).また,PTCDの内瘻化は病因・病態によっては有効な治療法であり,QOLの向上に大きく寄与している.胆道ドレナージ法の普及と発展に平行して,ドレナージや内瘻化に用いる材料にも種々の工夫がなされ製品化されており,使用するわれわれがどれにするか迷うほど選択肢が多い.
今回は紙面の都合上,経皮的に用いるものについてのみ述べ,経鼻的あるいは手術時に用いるものは別の機会に譲る.
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