外科研修医実践講座・3
腹部切開創の縫合閉鎖
柵瀨 信太郎
1
1聖路加国際病院外科
pp.1053-1057
発行日 1993年8月20日
Published Date 1993/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901226
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腹部切開創の術後合併症の主なものは,創感染,血腫,創哆開,縫合糸肉芽腫ならびに膿瘍,腹壁瘢痕ヘルニアなどである.なかでも創感染は,入院の長期化をもたらすばかりでなく,創哆開,腹壁瘢痕ヘルニアの誘因にもなるので,その予防は大切である.以下,腹部切開創の縫合閉鎖における注意点について述べる.
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