Japanese
English
手術手技
単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術/総胆管切石術におけるC-tube挿入法の工夫
Technique for operative transcystic biliary drainage with reduced port laparoscopic cholecystectomy/choledocholithotomy
外山 栄一郎
1,2
,
吉田 泰
1
,
那須 二郎
1
,
川田 康誠
2
,
久保田 竜生
2
,
大原 千年
2
Eiichiro TOYAMA
1,2
1国家公務員共済組合熊本中央病院外科
2国立病院機構熊本再春荘病院外科
キーワード:
単孔式腹腔鏡手術
,
C-tube
,
経胆囊管胆管切石術
,
細径胆道ファイバー
,
総胆管結石
Keyword:
単孔式腹腔鏡手術
,
C-tube
,
経胆囊管胆管切石術
,
細径胆道ファイバー
,
総胆管結石
pp.1023-1029
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105158
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要旨
[目的]単孔式腹腔鏡手術(TANKO)における簡便かつ安全なC-tube挿入法を確立する.[方法]マルチチャンネルポートに3 mm細径鉗子を加えTANKO+1にて手術を行う.既存のCチューブセットに6Fr血管造影用ロングイントロデューサーを組み合わせることで確実に総胆管内にチューブを誘導する.[成績]2010年からTANKO+1にてC-tubeを33例に挿入し,全例に留置可能であった.挿入に伴う合併症は経験しておらず,いずれも短時間に挿入可能であった.本手技を応用して細径胆道ファイバーによる経胆囊管胆管切石も可能であり,術後の内視鏡治療も容易であった.[結論]TANKOにおいてもC-tubeは安全に挿入可能であり,総胆管結石に対する経胆囊管アプローチ法への応用も期待できる.
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