Japanese
English
臨床研究
大腸癌による閉塞性大腸炎穿孔症例の臨床病理学的検討
Clinicopathological study on perforating obstructive colitis associated with colorectal cancer
杉野 達也
1
,
中村 隆
1
,
水島 靖明
1
,
呉 教東
1
,
小林 久
1
,
興梠 隆
2
1兵庫県立西宮病院救急医療センター
2兵庫県立西宮病院中央検査室病理
キーワード:
大腸癌
,
閉塞性大腸炎
,
穿孔性腹膜炎
,
腸管虚血
Keyword:
大腸癌
,
閉塞性大腸炎
,
穿孔性腹膜炎
,
腸管虚血
pp.245-249
発行日 1993年2月20日
Published Date 1993/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901111
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はじめに
閉塞性大腸炎は,癌などによる大腸の不完全閉塞に伴いその口側の腸管に発生する非特異性潰瘍性病変で,近年その臨床的意義が注目され,報告例も増加しつつある.しかしながら,穿孔例についての報告はいまだ少なく,その病態は十分解明されているとはいえない.
今回われわれは,切除標本の検索から大腸癌による閉塞性大腸炎の穿孔と診断された症例につき,臨床病理学的検討を加えたので報告する.
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