Japanese
English
手術手技
重症虚血肢に対する動静脈瘻併設バイパス術
Surgical treatment to lower extremities with critical ischemia
小野原 俊博
1
,
北村 薫
1
,
前川 孝文
1
,
Morris D. Kerstein
1
,
松元 輝夫
1
Toshihiro ONOHARA
1
1ハーネマン医科大学外科
pp.1631-1633
発行日 1992年12月20日
Published Date 1992/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901062
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はじめに
重症下肢閉塞性動脈疾患に対するバイパス術は,現在最も有効な動脈血行再建法である.膝窩動脈以下における再建では,自家静脈の使用が望ましく,何らかの理由で人工血管を使用せざるを得ない場合の遠隔開存率は著しく低下する1).その対策としてわれわれは,未端吻合部に動静脈瘻(AVF)を付加して末梢血管抵抗の低下をはかることにより,グラフト開存率の向上を期待しうる知見を得たので報告する.
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