Japanese
English
臨床研究
大腿動脈閉塞に対するNd:YAG laser assisted balloon angioplastyの臨床成績
Laser assisted ballon angioplasty for superficial femoral artery
北村 薫
1
,
前川 隆文
1
,
小野原 俊博
1
,
Morris D. Kerstein
1
,
松元 輝夫
1
1ハーネマン大学外科
キーワード:
Nd:YAG laser
,
angioplasty
,
大腿動脈
,
3年開存率
Keyword:
Nd:YAG laser
,
angioplasty
,
大腿動脈
,
3年開存率
pp.1077-1080
発行日 1993年8月20日
Published Date 1993/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901231
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はじめに
従来,動脈硬化性閉塞疾患に対する治療はバイパスによる血行再建術が第一選択であったが,本疾患は高齢者に多くみられるうえに,高血圧,糖尿病,心・肺機能低下などの併存率が高いため,近年,効果的で侵襲が少ない治療法の必要性が高まっている.
粥状硬化動脈病変に対する治療法としてレーザー光線を応用するという概念は,1980年,Macruzによって初めて報告されている1).その後,Leeら2)が,冠動脈硬化に対して臨床応用して以来,硬化性動脈病変のレーザー焼灼は,動脈再建術と並んで一時広く試みられたが,遠隔成績は必ずしも良好とはいえなかった3-5).
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