Japanese
English
臨床報告
成人未熟型後腹膜奇形腫の1例
Primary retroperitoneal teratoma of immature type in an adult
山崎 信保
1
,
高木 健太郎
1
,
小山 高宣
1
,
関谷 政雄
2
Nobuyasu YAMASAKI
1
1新潟県立中央病院外科
2新潟県立中央病院病理検査科
pp.1635-1638
発行日 1992年12月20日
Published Date 1992/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901063
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はじめに
後腹膜奇形腫は比較的稀な疾患であり,しかも小児に多いため,成人の報告例は非常に少ない.症状もほとんど伴わないため,巨大な腹部腫瘍として発見されることが多い.
われわれは,成人で,術前の血清alpha-feto-protein(AFP)値が高値を示すとともに,術後もその値の変化が再発の指標となった未熟型後腹膜奇形腫の1例を経験したので,考察を加え報告する.
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