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特集 形成外科から学び取る
瘢痕拘縮の外科的治療
Plastic surgery for contracted scars
丸山 優
1
Yu MARUYAMA
1
1東邦大学医学部形成外科
pp.1277-1283
発行日 1992年10月20日
Published Date 1992/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900900
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近年,瘢痕拘縮治療の臨床像には大きな変化が認められる.多数の新しい皮弁群の開発,tissueexpansion組織伸展法という方法論の登場やマイクロなど,技術の進歩,materialの向上なども相侯って,種々の修復法の選択が可能となった.本稿では,再建法の選択や適応について最新の知見も含め,皮弁,expansion,植皮や,これらのコンビネーションなどについて概説した.再建術式の多様化により,適応も変化しつつあることを認識し,治療のゴールへ向かって,機能,形態の両者を踏まえた修復法をQOLの観点をもって各個の症例に対応し選択することが必要である.
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