一般外科医のための形成外科手技・6
瘢痕の治療
鳥居 修平
1
Shuhei TORII
1
1名古屋大学医学部形成外科
pp.831-837
発行日 1989年6月20日
Published Date 1989/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210383
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はじめに
組織に損傷が加われば必ず瘢痕を残して治癒する.その瘢痕にもほとんど目立たないものから,整容上問題となる程度の瘢痕,かゆみとか拘縮などの機能障害を伴う瘢痕,腫瘍のように増大してくる瘢痕(いわゆるケロイド)などさまざまである.またそれは時間の経過とともに変化する.したがって,外科医にとって瘢痕の自然経過および治療について理解しておくことは重要である.本稿では瘢痕の治療について述べる.
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