Japanese
English
特集 静脈・経腸栄養のトピックス
癌患者の病態と栄養管理
Nutritional management based on cancer pathology for the patients
平松 義文
1
,
日置 紘士郎
1
Yoshifumi HIRAMATSU
1
,
Koshiro HIOKI
1
1関西医科大学外科
pp.481-487
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900773
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
高カロリー輸液法や経腸栄養法は,いまや癌治療の際の補助的手段として不可欠のものである.その目的は,担癌によるprotein calorie malnutritionへの対策,栄養状態の維持改善による化学療法や放射線療法の副作用を軽減すること,摂取栄養素をコントロールすることで直接癌の増殖・転移を阻止することなどがあげられる.とくにサイトカインや液性因子などに関する研究の急速な発展は,栄養療法の将来にとっても楽観的な見通しを抱かせる.
癌治療の際の栄養療法における最近のトピックス,とくに癌患者の病態とそれに基づいた栄養管理はいかにあるべきか,またアミノ酸インバランス療法の現状について報告した.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.